小学生の部

佳作

小さな願い
八幡市立橋本小学校 6年 谷口 真人たにぐち まこと

 みんな願いを持っている。願いを叶えたいから行動し、そのために失敗する。なら、願いがないのは、悪いことなのか。それとも良いことなのか。
 願いがなければ、自分のやりたいことがなくなる。しかし、周りの人の願いを叶えられるかもしれない。願いがないということは、その人の考えで良いようにも悪いようにもなってくる。
 逆に、願いがあると良いようにしか見えなくなってしまうことがある。そうなってしまったら、自分の夢しか見ず、他人に迷惑をかけてしまうかもしれない。
 どちらにしても、「自分はそれで満足できるのか」ということだ。満足するには、今の自分の悪いところを見つけて、それと向き合わなければいけない。大きな願いを叶えるには、まずそこから始めなければいけないのだ。
 自分を見つめるにはまず、少しずつ。ゆっくりと。満足いくまで叶えよう。大きな夢の前に、自分の中にある小さな願いを。

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