小学生の部

大賞

コロナ禍じゃない四年生にもどりたい
京都聖母学院小学校 6年 井上 結月いのうえ ゆづき

 私の今の願いは、時を巻きもどして、小学四年生のころにもどる事です。
 四年生になってすぐにコロナ禍になって、一学期はほとんど登校できませんでした。四年生でしかできなかった事もたくさんあったのに、コロナのせいでほとんどできなくて、とてもくやしいです。
 マスクをつけるようになって、目から下の表情が分からなくなったり、楽しい給食の時間も黙食もくしょくでお話できなくなったり。ストレスもどんどんたまって、イライラする時もありました。
 変化があったのは、四年生のころだけではありません。
 五年生の時、修学旅行で長崎に行くはずでしたが、中止。運動会も保護者なしの学年に分かれて行われ、学習発表会も二年連続で行われませんでした。本来ならやるはずだった行事も、コロナで中止になり、どんどん楽しみも減っていきました。
 このように、子供の方が大人よりもコロナ禍での変化が多いと思います。
 今、私は六年生で、小学校最後の年をむかえています。
 いまだコロナは収束しておらず、まだまだ変異ウイルスが出てきたり、感染している人も多いですが、二年前よりは前の日常にもどってきました。「ウィズコロナ」の社会にもなりつつあります。
 今なら四年生にもどってもいっぱい友達と会えて、話せて、笑いあえると思います。
 今日という日は一回しかなくて、それを巻いてもどす事はできないとは分かっていますが、もし人生をやり直せるというのなら、四年生のころにもどって、たくさん思い出をつくりたいです。

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