小学生の部

佳作

夢へのつながり
八幡市立有都小学校 6年 尾﨑 早之丞おざき そうのすけ

 僕には警察官という夢がある。僕は、五歳の頃から剣道を始めたが、きっかけは僕の父が警察官だったので、その姿にあこがれて将来は警察官になりたいと思うようになった。
 僕は、兄が剣道をしているのを見て、四歳の頃からずっと剣道がしたいと言っていた。なぜなら父に「警察官になりたかったら強くないとあかんし、剣道やったらどうや」と言われ、剣道に興味を持ったからだ。
 剣道の言葉に「交剣知愛こうけんちあい」という言葉があるが、僕が道場で学んだことで一番好きな言葉だ。意味は剣道を通じてお互いが分かち合い一緒に成長していくこと。そしてあの人ともう一度剣道の稽古けいこや試合をしてみたいと思うこと。またそう思われる人間になるよう稽古に励みなさいという意味である。
 僕は、これまでの剣道を通じて、たくさんの先生や仲間と出会い、いろんなことを学び感じることができた。
 剣道の稽古は重たい防具を着けて、暑い夏や寒い冬はたおれるほどしんどかったが、そのたびに家族や仲間にはげまされ、がんばることができた。稽古で骨折して見学ばかりで落ちこんでいた時や試合で負けて悔しかった時、稽古が上手くいかず悩んでる時は、必ず仲間や家族そして先生が助けてくれた。逆に自分も仲間がピンチの時はすぐに声をかけて助けている。このようにお互いが支え合っていて、剣道を通じていろんなつながりを感じることができた。そして今は仲間と一緒に全国大会、京都府大会優勝という目標に向かって頑張っている。
 これから僕は中学、高校、大学でも剣道を続けて将来の夢である警察官を目指していくが、これからも出会う仲間を大切にして一緒に成長していきたい。そのつながりを大切にして、父の背中を追いかけていこうと思う。

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