ドキドキ。私は、ようち園ねん長のときに、ひっこしてきた。一日目私は、前のようち園の友達がこいしくなった。新しいようち園で、友達ができるか心配。さみしい。そんな気持ちでいっぱいだった。そんなとき、「ねーねー、なんていう名前やっけ」と一人の子がしゃべりかけてくれた。その一言で私の心配な思いや、さみしい思いが全部ふきとんだ。次の日からは、一日目とは全然ちがうような人になったようにるんるんでようち園へ行けた。あの一人の子のおかげだった。私はいまもあの子に感謝している。今私は、やっと気づいた。
一人の一言で良い意味にも悪い意味にも、人は人を変えられるということだ。私は、あの子の一言にすくわれた。あのようち園の時の私には、気づけなかったことだった。でもいつか人は、一つ大人になるたびに、一つずつ分かることが増える。すると一つずつ少しずつでも、人を変えられる言葉をおぼえられる。もちろんその中には悪い言葉も入っているかもしれない。それでも、人を変える言葉ということには変わりはない。私は、そのことに気づいた時人っておもしろいなぁーと思った。「人を変えられる言葉」、悪い方には「人の人生をくるわせられる言葉」。変えられる言葉を使うか人生をくるわせられる言葉を使うかは、その人の気持ちしだい。自分の気持ちしだいで変わってしまう。そんなにかんたんにかわってしまう人の人生。
私はあと半年ぐらいたてばもう中学生だ。何かを言う前に一度考えてみる。「人を変えられる言葉」を使う。私はこれから、生きていく中で、この二つのことを大事にしたいと思う。私は、あのようち園のしゃべりかけられたときのうれしさを、大人になっても忘れないでいたいと思う。