わたしは七さい。うまれてからいままで、見たこと、きいたこと、やることぜんぶがはじめてのことばかり。でも、その中で本に出あったことが、わたしはとてもうれしかった。
さいしょに本に出あったのは、うまれてすぐ。わたしはおぼえてないけれど、いつもおねえちゃんがとなりで本をよんでくれた。本が大すきなおねえちゃんを見ていたから、わたしも本が大すきになった。
わたしは本の中のせかいにきょうもいく。いま、わたしはプリンセス。あしたはまほうのせかいへぼうけん。そしてつぎはスイーツのくにへいこう。本は、そうやってわたしに力をくれる。たくさんの見たこともないせかいにつれてってくれる。
もし、わたしが本をよむことがこんなにたのしいことだとしらなかったら、もったいなかったなとおもう。だって本をよむと、おはなしに出てくる人たちといっしょにわらったり、ないたりしておなじきもちになれる。そういうたくさんのきもちを本がおしえてくれるから、わたしはおともだちのきもちをかんがえてあげられるようになったとおもう。
本に出あったことはいいことばかり。だから、これからもたくさんの本をよんで、いろんなせかいにいってみたいな。