小学生の部

優秀賞

お父さんのONとOFFの発見
八幡市立有都ゆうと小学校 6年 尾﨑 令紳おざき れいしん

 ぼくが発見した事は、お父さんのふ段の時と剣道を教えている姿のちがいです。
 ふ段のお父さんは、おもしろくて、おねがいも聞いてくれて、アニメの話もしてくれます。外ではキャッチボールもしてくれます。
 剣道の時のお父さんは、ぼくのお父さんではなくぼくや道場のみんなの先生になってくれます。剣道をやっている姿がカッコイイです。教え方はとくに厳しくよく怒られます。
 ぼくは剣道を始めていたころからずっと思っていました。「どうしてふ段の時はおもしろくてなんでも聞いてくれて外であそんでくれるお父さんが、剣道の先生をやっている時はあんなに厳しいんだろう」とずっと問いかけていました。でも小学校に入った時やっと分かりました。「もう、小学生やろ。練習中はめりはりをつけて集中しろ」と言われて「だからか」とぼくは思いました。
 その後、ぼくはめりはりをつけて集中しました。と、ごうれいがなって、やる事をやったら「集ごう」と言われて集ごうしました。「また厳しくぼくに怒るんかな」ときん張しました。と思ったら「これはこうしなあかんで」とみんなに一生けん命教えていました。「あれ」と思いました。「めりはりをつけて集中したら、話も聞けて何をするか分かるんだな」とぼくは初めて知りました。その後お父さんは家でもぼくに一生けん命教えてくれました。
 お父さんはぼくに電気のスイッチのようにONとOFFを教えてくれました。きっとその理由は「やる時はやるケジメをつけるという考えをもって行動すること」とぼくには伝わります。
 これからもずっとお父さんを見習っていつかりっぱなカッコイイ剣道の先生になりたいです。そしていつかお父さんみたいに警察官になりたいです。

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