中学生の部

優秀賞

掃除
八幡市立男山おとこやま第三中学校 2年 入江 柊花いりえ とうか

 私は、物をなかなか捨てられない性格だ。年に一、二回机や身のまわりの掃除をするけれど、本当にいらないプリントを捨てたり、引き出しの中に入ったホコリなどを取り除くだけで「今はいらないけど、もしかしたら今度使うかも」と思い、全然物を捨てられなかった。だから自分の身のまわりには、全く使わない着せ替えのおもちゃとか、いつもらったかも覚えていないカードゲームのカードなどがあった。そして、また新しく友達からもらったお土産なども増えて、私のスペースにある物があふれてしまっていた。
 ある日私は、物があふれてしまって入るスペースがなくなった引き出しを片付けようと思い、全て出してみた。すごい量のもう絶対使わないであろう物たちがたくさん出てきた。私は、あまりの量の多さに驚いた。「これは、捨てなきゃだめだ」と思った。そこから、いらなくなった物、もう使わないであろう物を片っぱしから妹にあげたり、捨てたりした。
 最初は何か罪悪感のようなものを感じたり、その物の思い出が頭の中に流れたりしてすごく捨てにくかったけれど、どんどん捨てていくたびに、自分の心が軽くなるような気持ちになった。掃除には三時間くらいかかって、引き出しや棚など全ての場所を掃除するとゴミ袋一つと半分くらいの量の物を捨てた。その日から私は、物を捨てて心や場所に余裕ができたので、今までは場所がなくて買えなかった本を大量に買ったり、人形を飾ったり、あまりしてこなかったことができるようになった。
 私は今回の掃除で、物には様々な思い出があるけれど、それらには旅立ってもらい、新たな思い出をつくるのも良いな、と思った。これからは定期的に部屋の掃除をしたいと思う。


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